働き方が以前とは大きく変わってしまった。洋服のこと、職場のこと、ときには恋のこと、いちばんに共有していた仲間とのコミュニケーションがどんなに恋しかっただろう。プライベートでも仲のいいウィメンズスタッフが、“つながり”の場所として挙げた「渋谷」「三軒茶屋」「青山一丁目」を巡るスナップ。いつもより少しお洒落を張り切りたいとき、彼女たちが選ぶ洋服って?
今は本部と店舗で職場は違うけれど、渋谷パルコ店のオープンスタッフとして一緒に働いていた2人は、屋上で他愛もない話をするのがお決まりだった。福嶋は、モノトーンのハート柄が女性らしくも大人っぽいシャツ型のワンピースを、同柄のパンツでセットアップ風に。対照的に大澤は、メリハリのあるシルエットの可愛らしいデニムワンピースをチョイス。あの頃から、何ひとつ変わらない2人を温かな陽の光が包む。
大学ではイツメンだったのに、同じ会社で働くのは偶然だったという滝口と大澤。ライブハウスに通い詰めたこと、終電を逃して歩いて帰ったこと。楽しそうに学生時代の思い出をたぐる2人は、どちらも鮮やかカラーのニットを選ぶあたりやっぱり波長が合うのだ。滝口は白いパンツ、大澤はブラックのワンピースと、落ち着いたトーンをミックス。当時の思い出は色褪せない、けれど少し、大人っぽさも増したんだよね。
新卒で入社した滝口が配属された先で出会ったのが福嶋だった。今は本社のある青山一丁目で先輩後輩の関係になって、仕事のことを真剣に語り合う同志みたいな存在。アウターとスカートをオフホワイトで統一し、インナーにビビッドなベロアのトップスを差した福嶋。滝口はワンピースの派手色を、オーバーサイズのベージュコートで上手に中和。差し色の取り入れ方が息ぴったりなのは、やっぱり心が通じてる証拠だね!